■　　　新ＮＣ胸ダーツシーマー（マーキングライト3灯及び自動寸法計測装置付き）　 U-3907-D/350　　　■

世界に無二のユニークなNC制御胸ダーツシーマー。
ダーツ縫いに必要なガイドやレール等の製作、脱着などの煩わしさを一切無くし、
全ての体型とサイズにワンタッチで対応可能。
最新モデルでは、一着一着寸法が異なるイージーオーダーの
生産現場で威力を発揮する、ダーツの自動寸法計測装置を新搭載しました。


特許　2879434　号

素材の大型化に伴って設計を拡大	素材サイズの拡大傾向に呼応し、バキュームを搭載したセットプレートのサイズを250 x 1,000 mmの大型プレートに(従来は200 x 900 mm)、併せてセットプレートの前後ストロークを200 mmから250 mmに変更しました。 ダーツ縫い深さは9mmから最大20mmに変更、ダーツ縫い長さも従来の300mmから拡大し、最大350mmまでをカバーします。 素材セットの際は、厚みが僅か4mmながら吸引力の強いバキュームプレートと素材押さえ装置により素材が確実に保持されつつ、針元に供給されます。 ダーツのポイント設定は長さに応じポイント移動ができるマーキングライトを装備し、左側の固定式1灯と可動式2灯の計3灯により、ダーツの長さ設定と左右位置の正確なポジション設定が瞬時に行えます。 セット後は素材に手を一切添える必要がなく、正確な長さと深さのダーツ縫いを自動で行い、スタッカー装置に運ばれた後、自動で積み重ねまでを行います。 また、低テンションのミシン押さえと送り歯により、薄物素材でもピリ、ネジレのない高品質な縫いを実現し、新素材への対応も十分になされています。
紳士服胸ダーツ縫いのあらゆる仕様に対応	紳士服の胸ダーツ縫いは当て布が同時縫いされ、付ける方向は左右身頃で異なります。 またダーツの形状も、ダイヤ型、マニピュレ型などがあり、サイズも長さ、深さで様々なサイズに対応しなければなりません。 素材も接着芯など切り開き処理され、剣先に当て布付け処理されるものなど多種多様な縫い仕様があります。 本機はこれら全ての仕様に対応する自動化という難題を、扱いやすいシンプルな機構でしかも効能率で実現した、世界中を見渡しても他に見ることのできない大変独創的な縫製自動機と言えます。
ユニークな当て布挿入機構	胸ダーツの当て布付けは左右身頃で異なります。 当て布のセットは左右の身頃共に、身頃の上に置いてセット。 下側に入る時は自動的に反転され、下側に入ります。 当て布付けの右見頃、または左見頃での連続運転や自動交互切り替え運転などが液晶タッチパネルに表示され、タッチ操作で自由に選択切り替えが可能です。 切り開き胸ダーツでは剣先部分に同じように当て布の挿入が出来ます。 このような当て布付き胸ダーツ縫いが出来るダーツシーマーは世界にただ一つ、本機の他にはありません。
電子制御によりワンタッチでメカ調整	送りスピードの変更やダーツの縫い始めと縫い終わりにおける止め縫いを返し縫い または ショーティング のふたつから選択といった各種の設定を自在に行え、また長さまでも自由に設定が行えます。 ダーツ剣先は素材の厚さに応じ、液晶タッチパネルにて0.1 mm単位の微量な設定がワンタッチで行え、正確でシャープな仕上がりのダーツ剣先が得られます。
スタート位置を自在に選択・切替	素材セット方法の違いに応じて、縫い始め位置が自由に選択できます。 “０”ポイントからのスタート又は“０”ポイントの縫い消し仕様が自由に選べます。 運転画面には長さ及び深さの寸法等が直接入力でき、マニピュレダーツ、ダイヤダーツの選択、またスタート位置も自由に入力できます。
薄物から厚物素材まで確実にキャッチ	１枚の板バネ材で出来たキーパーはキーパー先端が整然と揃い、狂いが生じません。 また、定規と一体になった定規部にはキーパー受けも設けられ、薄物から厚物素材まで確実に保持します。 剣先部が極細のダーツ縫いでも正確に安定した深さで胸ダーツ縫いができます。 またキーパー受けにより、テーブル面への傷も生じません。
芯張り対応サバキ付きスタッカー	新型サバキ付きスタッカー装置は厚地素材、全面接着身頃でもきれいに揃え、積み重ねることが可能。 また、特に寸法の短いものにも液晶タッチパネル上の切替ボタンにより、作動タイミングを変えることで確実なスタッキングを行います。 自動縫い工程と次の素材のセット工程がオーバーラップでき、ビギナーオペレーターでも効能率に高精度なダーツ縫いが行えます。 記憶容量の大きなコンピューター制御で確実な制御と数々のメンテナンスがなされ、万一の糸切れ時には運転を自動停止し、ロスを最小限にとどめます。
メス付きバージョンでは切り屑を自動集塵	MODEL U-3907-D/LM-350 (メス付き仕様) では、カットされた切り屑が自動で集塵されます。 またメスはON/OFFスイッチにより、使用する・しない を随時切り替え可能です。
全てワンタッチで脱着可能、メンテナンスが容易	保守・点検などのメンテナンスにも最大の配慮がされており、キーパー定規は簡単に脱着が可能、ミシン頭部もワンタッチで起こすことが出来ます。
自動糸巻き装置	いつでも自由に下糸が巻ける便利なツール。 100V AC ではないため、別個の電源や配線が不要です。
糸切れ検知装置	確実に糸切れを検知し、未然に作業ミスを防ぎます。 また、下糸残量カウンターも装備、ボビン交換時期を知らせます。